Story
ネグレクトや幼児虐待、現代社会の暗部にフォーカスしながら、
親と子のつながり、家族の絆を問う物語。
夫婦は児童相談所からこどもへの虐待を疑われ、
娘のひいろ(古田結凪)を養護施設に入所させられている。
実家から金を借りながら日々を過ごす彼(郭智博)
母親としての責任を果たさず、身勝手な暮らしを続ける妻(和希沙也)
彼らは社会への反抗心を抱き、そんな自分自身にも嫌悪する毎日。
それでも、何の行動も出来ずに時間だけが過ぎてゆく。
ある日、児童相談所からの提案で、条件付きで娘を引き取れることとなり、
彼は再び娘との生活をスタートさせる。
父親としての責任を次第に自覚していく彼。
同時に、無自覚に起こしてしまう娘への無視や放置。
「いつか自分も虐待行為を起こしてしまうかもしれない…」
そんな恐怖を彼は抱き始めていた…。
このタイミングで「二十九、三十」を主題歌に起用して頂けたことを嬉しく思います。人と同じように曲だって歳をとる。自分と同い年の郭智博という俳優が、映画の中でちゃんと歳を重ねていることが誇らしい。
尾崎世界観(クリープハイプ)