Introduction

絶対絶対生きて生きて生きていいんだ

この作品が出来た時、生まれて初めてこれは僕だと思いました。
これが倉本朋幸です。と誰がなんと言おうが言える。
実際この映画に出てくることのほとんどは実話です。
だけど僕の実話ではありません。ただ本当にこれは僕だと思いました。

中途半端に人生を生き中途半端な覚悟で父になり、中途半端になんとか嘘をつき続けて、
なんとか色々な人に助けられて調子良く生きている。

世の中の大半の人は一生懸命生きていらっしゃる。
僕みたいな中途半端な人間はほとんどいない。
だからこそ、そういう人間がここにいるのだと。
ここに生きているのだと。
僕は僕を肯定したかった、全否定したかった。

つまり、僕のことを嫌いな人は嫌いだろうし、
僕のことを好きになってくれる人は好きになってくれる。
本当に何にも考えず、正直にこれが僕ですと言える作品です。

この映画を見て「これは僕だ」って、
大多数じゃなく、心底そう思ってくれる人のためにこの映画を作ります。

大丈夫。絶対中途半端な俺たちだって、
今日も明日も明後日も来年も、きっときっと生きていける。
生きていいんだ。
絶対絶対生きて生きて生きていいんだ。

監督 倉本朋幸

劇団 オーストラ・マコンドー主宰の演出家倉本朋幸による映画初監督作品

オーストラ・マコンドーとは、2010年に倉本朋幸を中心に結成された演劇プロデュース・ユニット。小劇場演劇の枠に全く入り切らないスケール感と、「次に何を繰り出すか予測不可能」な要素が無二の存在感を際立たせている。 より多くの人々が演劇を通して人生を豊かに、幸せなものになって欲しい。 その想いが創作に挑む原動力となっている。

旗揚公演では岡田利規『三月の5日間』を赤坂REDシアターにて上演し、4桁動員という滑り出しを飾る。その後様々なジャンルに題材を求め、2012年にはTOKYO FM HALL にて舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる。』を、2013年にはフランク・キャプラの名作映画『素晴らしき哉、人生!』を上演し、様々な方面からの注目と評価を得る。

また、意欲作であるオリジナル作品『トーキョービッチ, アイラブユー』は映画化され、第14回東京フィルメックスにて、スペシャル・メンションを授与された。 多くの公演で実績を重ねてきた確かな演出力で、初のオリジナル長編映画作品に挑む。

僕、自分の娘を虐待しましたーー

Story

ネグレクトや幼児虐待、現代社会の暗部にフォーカスしながら、
親と子のつながり、家族の絆を問う物語。

夫婦は児童相談所からこどもへの虐待を疑われ、
娘のひいろ(古田結凪)を養護施設に入所させられている。

実家から金を借りながら日々を過ごす彼(郭智博)
母親としての責任を果たさず、身勝手な暮らしを続ける妻(和希沙也)
彼らは社会への反抗心を抱き、そんな自分自身にも嫌悪する毎日。
それでも、何の行動も出来ずに時間だけが過ぎてゆく。

ある日、児童相談所からの提案で、条件付きで娘を引き取れることとなり、
彼は再び娘との生活をスタートさせる。

父親としての責任を次第に自覚していく彼。
同時に、無自覚に起こしてしまう娘への無視や放置。
「いつか自分も虐待行為を起こしてしまうかもしれない…」
そんな恐怖を彼は抱き始めていた…。

Cast

郭智博

郭智博 / 彼

Profile

1984 年 9 月 5 日生まれ、東京都出身。
1998 年、テレビドラマ『聖者の行進』でデビュー。 その後、岩井俊二監督作品『リリィ・シュシュのすべて』(01/岩井俊二監督)でスクリーン デビューを果たし、同監督作品『花とアリス』(04/岩井俊二監督)では宮本先輩役を好演し注目を集める。 主な出演作品は、『心中天使』(11/一尾直樹監督)、『家族X』(11/吉田光希監督)、『おトメ さん』(13/EX)、『HOME SICK』(13/廣原暁監督)『牝猫たち』(17/白石和彌監督)、『ちょっと思い出しただけ』(22/松居大悟監督) など。

古田結凪

古田結凪 / 彼の娘・ひいろ

Profile

2012年2月16日生まれ
TVドラマ「新・浅⾒光彦シリーズ 天城峠殺⼈事件」朝美幼少役(TBS/19)、「東野圭吾 ⼿紙」芹菜役(TX/19)、「サイレント・ヴォイス ⾏動⼼理捜査官・楯岡絵⿇」富⽥美優役(BSテレ東/18)、「消えた天才」〜⼀流アスリートが勝てなかった⼈⼤追跡〜⼥の⼦役(TBS/18)、「陸王〜最終章〜」宮沢茜(幼少期)役(TBS/17)、「リバース」⾕原七海役(TBS/17)等に出演。
舞台出演として、第三⼗⼀回ゆーりんプロデュース公演 「海にふる雪」⼩夜幼少役(18)、ホリプロ「奇跡の⼈」セアラ役(19)
近年の主な映画出演作に「笑顔の向こうに」松隈桃役(19)、「五億円のじんせい」橘 明星(幼少)役(19)などがある。

  • 和希沙也 / ひいろの母・かな

    和希沙也 / ひいろの母・かな

  • 冨手麻妙 / 彼の恋人・あい

    冨手麻妙 / 彼の恋人・あい

  • 渡辺真起子 / 保育士

    渡辺真起子 / 保育士

  • 美保純 / 彼の母親・智子

    美保純 / 彼の母親・智子

  • カトウシンスケ/ 彼の同僚・クラ

    カトウシンスケ / 彼の同僚・クラ

  • 後藤剛範 / 彼の同僚・ボー

    後藤剛範 / 彼の同僚・ボー

Staff

監督・脚本 倉本朋幸

監督・脚本倉本朋幸

1981年高知県出身。 2010年舞台演出家デビュー、オーストラ・マコンドーを結成。
2014年に劇団化。 現在までに海外戯曲、日本の古典、寺山修司・小津安二郎作品のオマージュや自身のオリジナル作品を含め、様々なジャンルの舞台作品を100本以上演出している。本作『どうしようもない僕のちっぽけな世界は、』が初の映画監督作品となる。

プロデューサー 徳原重之/吉田光希 撮影 杉村高之 証明 中西克之 録音 根本飛鳥 助監督 相羽浩行 アシスタントプロデューサー 佐藤美智子 衣装 白石敦子 メイク 石田あゆみ スチール 刀祢平喬 編集 古川達馬 レコーディングミキサー 野村みき サウンドエディター 大保達哉 プロデューサー 徳原重之/吉田光希 撮影 杉村高之 証明 中西克之 録音 根本飛鳥 助監督 相羽浩行 アシスタントプロデューサー 佐藤美智子 衣装 白石敦子 メイク 石田あゆみ スチール 刀祢平喬 編集 古川達馬 レコーディングミキサー 野村みき サウンドエディター 大保達哉

Music主題歌

二十九、三十

『二十九、三十』


クリープハイプ

(UNIVERSAL MUSIC)

エンディング曲には、クリープハイプの楽曲『二十九、三十』

不安を抱えて生きながらも、どこかへ進みたいと願う主人公の「彼」 その心とリンクするような歌詞に、主演の郭智博が共感した。

郭と旧知の仲でもあるボーカル・尾崎世界観がオファーを快諾したことで、 本作での使用が実現。

不器用に生きる登場人物たちを勇気づけるように、優しいエールが映画を締めくくる。

このタイミングで「二十九、三十」を主題歌に起用して頂けたことを嬉しく思います。人と同じように曲だって歳をとる。自分と同い年の郭智博という俳優が、映画の中でちゃんと歳を重ねていることが誇らしい。

尾崎世界観(クリープハイプ)

Trailer

Theatre劇場情報

場所
劇場名
公開時期
東京都
渋谷・ユーロスペース
上映終了
東京都
新宿・K's cinema
8月27日(土)

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